やっぱ ヤマメ っしょっ!!
 

釣り人って「ヤマメよりイワナ!」って人
が多い気がします。
イワナの方が上流部に棲み、釣りにくい
こともあるのでしょうが。
でも、自分はヤマメの方が好きです。
自分の中では、釣れにくい度よりも飼育
のことが優先されるからです。
「山女魚」と書くように、イワナの地味さ
に対し、ヤマメはパーマークが美しさを
より演出しています。




以前、尺もの(30cm)のイワナを釣
り、飼育したことがありますが、確
かにイワナの方がヤマメとくらべて
貫禄があり、王者の風格が漂って
いました。
 
 
 
 
 
 
 
 ヤマメの飼育法紹介
 

 イワナやヤマメなど渓流の魚は神経質で飼育が難しそうなイメージがありますが
いくつかのポイントさえ気をつければ、普通の魚と同じように飼育できます。

 (水槽)

  市販の上部ろ過装置60cmセット水槽です。

 (水)

  水は普通の水道水です。1〜2日くらい汲み置きして
  おくか、カルキ抜きの薬を使うとより望ましいでしょう。




 (水槽内)

  水槽内には流木とブロックが入っています。
  水草なども入れると望ましいですが、かなり激しく動
  き回るためなかなか固定されず、丈夫な水草を選ぶ
  といいでしょう。

 (えさ)

  えさはブドウムシやサシを与えています。
  初めは環境の変化で、えさを食べなかったり、ちょっ
  とでも動くと激しく泳ぎ回ったりしますが、やがて環
  境にも慣れ、落ち着いてくるとえさを食べ、少しくら
  い動いても泳ぎ回ったりしなくなります。  

えさや食べ方には個体差があり、現在飼育中の個体は、えさが水中を漂い始めてか
ら泳いできてえさをとりますが、以前飼育していた個体は水面に浮かんだえさでも
食べ、手を水槽の上にかざすと、水面に浮上してきてえさを食べる準備をしていまし
た。また、与えるえさ自体にも個体差があります。以前飼育の個体は虫はもちろん、
麺類など何でも食べましたが、現在の個体は麺類は食べません。最近はやっと米粒
でも食べるようになりました。

(飼育上の注意点)

・水槽の置き場所と水温

 やがて慣れてきますが、水槽はあまり人が前で動くことの少ない場所が望ましい
 でしょう。魚をビックリさせると激しく泳ぎ回り、水槽にぶつかり、弱ってしまいます。
 また、本来冷涼な水温の低い川に棲む魚なので、高い水温が一番の大敵です。
 冷却装置でもあれば別ですが、水温の上昇を避けるため、あまり直射日光が当た
 るような場所は避けるといいでしょう。

・多頭飼育

 野生でも水温の低い冬から春先は、流れの少ない場所の
 物陰に身を寄せ合ってじっとしていますが、あたたかくなっ
 てくるとなわばりを構え、進入してきた他個体を追いかけま
 す。飼育下でも同じです。水温の低い時は、多頭飼育でも
 あまり他個体を追いかけまわすことは見られませんが、あ
 たたかくなってくるとなわばりを構え、他個体を排除する個
 体が出てきます。60cm水槽だとなわばりを構えられるのは
 1匹で、それ以外の個体は隅に追いやられ、じっとしている
 しかありません。なわばりを構えられる順位付けは、ほとん
 どの場合、体の大きさによって決まるようです。
 一番大きな個体がなわばりを確保し、それ以外の個体は
 流木の横などで じっとしています。たまに水面に浮上した
 り、少しでも泳いだりすると、すぐに排除しようと追いかけ回
 します。えさを投入しても、なわばりの個体ばかりが食べて
 しまい、他の個体は食 べられないので弱っていってしまい
 ます。なるべく単独飼育が望ましいでしょう。